西洋梨・ル・レクチェについて

凄腕マミー

2013年01月17日 13:52

西洋梨 ル・レクチェについて
(凄腕マミーのキムチの甘みで重要な要素)



この梨は香りと甘さ、そして気品高いシルエットがまさに“西洋の貴婦人”を思わせる魅力があります。酸味の少ないとてもセクシーで上品な甘みと香りは他の種類の梨では味わえないもの。

明治時代にフランスから、東北の新潟にやってきたこの品種ですが、デリケートな品種なだけに栽培がめちゃくちゃに難しく、今では本土フランスでも栽培するところは無くなってしまったとの事。

栽培の非常に難しい農作物をも育てる、高度な日本の農業技術。
日本の高い農家の知恵と技術を代表する果物でもあるのです。

フランス生まれの日本育ち、新潟の越後山脈、奥羽山脈から流れる清かな水と栄養に富んだ美しい土壌、そして栽培農家の愛情がぎゅぅぅぅぅぅっと、ル・レクチェの中に詰まっているのです。

人、環境、そして技術が三位一体。
日本の美を感じる洋ナシの美術品はいまは最高級品として果物屋さんに並んでいます。

凄腕マミーでは最高の時期のものを昨年買い換えたばっかりの(汗)業務用冷蔵庫でマイナス20度に急速冷凍!通年で美味しい時期のル・レクチェを使えるようにしています。

材料の一つ、しかも隠し味に近いキムチの甘味のための調味料ですが、ここでも妥協せず、最高級の品質のものを箱買い!
本当に美味しいので、選別中にマミーが試食。そして試食のレベルを超える量を試食。

仕込み終わるといつも数が減ってしまいます(涙)
(マミーは“天使の仕業”と平気でうそをつきます。)

無くなってしまったら、キムチ作りは満足のいく新しいル・レクチェが手に入るまで待つ事も。

こんな感じなので、「商売っ気はないの?」と問いただすと。
「きさんうるさいったい、誰が漬けよるんかオラ!」「わたしゃ、美味しいものが食べたいもん。あんたも美味しいのが食べたいやろ?」と。

自分が食べるから、家族が食べるから、美味しいものを作りたい。
お客様もマミーの家族の一員なのです。

なので、出荷が遅れたり、作る量が少なくなっても、マミーが試食して材料がなくなったりしているだけ。
家族のような感じで何卒ご容赦を頂ければ幸いです。

ちなみにこの12月~1月がル・レクチェ最盛期。
ル・レクチェの旬、冬仕込のキムチの甘さ、感じてみてください。

*多分キムチでル・レクチェ入れてるのはうちぐらいですね。

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